東京・板橋 和竿工房 竹岡 世界にひとつだけの作品が作れる

店内には素材の竹が豊富。希少品も

東京都板橋区にある和竿工房竹岡は、志村坂上の「竹ぞう」を継いでできた店。和竿作りはもちろん、完成品や工具、素材の販売も行う。

和竿工房竹岡_店舗外観「この時期人気なのはハゼやシロギス用です」と竹岡美弦店長。店内には多くの竹や工具、用品が並んでおり、必要なものは揃っている。

「和竿製作の魅力は、何と言っても世界に一本だけの竿が作れること。いろいろ試したり遊んだりできるよ」と店長。例えば女性ならカラフルな紅白模様の竿を作るなど、自由気ままに楽しめる。最近は若い人もよく訪れるという。

自分で作った竿で魚を掛けて釣ると嬉しいもの。和竿特有のアタリの表れ方や調子、やり取りの妙味が気に入り、ハマってしまう人も。

同店には先代・竹岡和彦さんが集めた竹素材が豊富。竿の種類に合わせ好みの一本を選べる。

布袋竹は粘りがあり、胴調子のヘチ竿やタナゴ竿に有用。節を残した味わい深い竿が作れる。丸節竹は硬さがあり、カワハギなど先調子の竿に使われる。矢竹は弓矢に使われる素材。節周りがすっきりしており、ヘラ竿やハゼ竿に使える。同店では元素材に加え、中通し用に先端まで穴が通っているものなども用意されている。

作業工程は、切り組み(竹を継ぐ)までは店で行う。その後の糸巻きや色塗り、模様付けなどは日数が掛かるため、自宅でのんびり行うといい。もちろん店でもOKだ。

必要な素材や費用は、ハゼ竿を例にすると、素材は竹¥3500~5000、ガイド¥100~。ほかに絹糸¥1500、人工漆¥400~600など。すべて合わせても1本あたり¥8000~1万ほどで製作可能。完成品が数万~数十万円することも多いものだけに、「意外と安く作れるんだなと驚く人はいます。高級品には及ばずとも、作る面白さを味わい、実際に使って遊ぶには十分ですよ」

和竿工房竹岡_完成品の販売もある同店は完成品も取り扱い。しっかりとした技術で作りこまれた逸品を購入するのもいいだろう。
 
店長は「和竿作りが初めての人も歓迎です。ハゼ、キス、タナゴなど好みの竿を作りましょう。私のほか足繁く通う常連もおり、教えあいながら和気あいあいと製作できますよ。日本伝統の文化に触れて、自分だけのオリジナル竿を作ってみませんか」と話した。

▼問い合わせ
和竿工房竹岡

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