「関東地区・がまかつ カワハギ釣り大会in久比里」参戦リポート

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ひと筋縄ではいかない難しさから数多くの競技会が開かれているカワハギ。この秋も多くの大会が開催を予定している。
その先陣を切る形で9月11日(日)、「関東地区・がまかつ カワハギ釣り大会in久比里」が開催。選手として参加した。

この大会は132人が頂点を目指すワンデートーナメント。久比里の宿3軒から2隻ずつ計6隻に分かれて乗船し、横取り方式によって順位を決定。カワハギの総数により、各船の上位2人までが入賞する競技方法。久里浜港・開国橋のたもとに集合し、各自釣り座の抽選。私は巳之助丸A船の右舷ミヨシ寄りの席となり、午前8時に出船。

6隻とも向かった先は剣崎沖。吉野瀬の浅場や30メートル前後の場所などに分かれ、スタートのアナウンスが流された。

大会1週間前まで乗合船が攻めていた同ポイントの状況は、濁りの強い潮や潮の速さを嫌っていることに加え、産卵後のメスもまだまだ多く交じるため、カワハギの活性は低い状況。

私が立てた競技プランは〝動かし過ぎない〟ということ。活性が低い状況では、速めの誘いだとカワハギが反応しきれないことも多いため、誘った後の食わせの間…をどの程度の長さにしてプランを組み立てていくかを重要視した。

しかし、開始からゲストも含めて活性は非常に低く、アタリそのものがない。さらにバケツをひっくり返したような土砂降りに。その中でも竿先や手元に感じるわずかなカワハギからのシグナルに集中していく。

1尾目を手にしたのは開始から約1時間後。大きく誘い上げた仕掛けをゆっくりとした幅でたたきながら着底させ、ゼロテンションの状態で仕掛けをキープ。約30秒その状態を保っていたところ、チッというかすかな気配。仕掛けを2~3度フワッと揺らして、再びゼロテンションにすると弾くようなアタリ。そのアタリが大きくなったところで、魚の重さを竿に乗せるようなストロークでアワセを入れ、一定のスピードでリーリング。潮の濁りが強かったせいか、ハリ掛かり直後はあまり引かず、明るさを感じるのか、海面近くになっていきなりの横走り。何とか竿でいなし、後検量23センチの剣崎沖らしい良型をキャッチした。

勢いに乗りたかったものの、海の状況に変化はなく、低活性のまま。しかし、その後も同じ攻め方で午前10時半までに5尾を手中に。

船中全体としても本命の姿はポツリポツリ程度。座席の優位などはあまり見られなかった。

低活性時は食いが浅いことも多く、その後はアワセ直後のバラシや、海面でのハリ外れが4尾も続くなど、歯がゆい状況に陥る。

そこで、持参したなかではもっとも軟らかな竿にチェンジ。ハリはハリスの長さを替えたものを複数持参。「同じ釣り方をしていても竿の調子差やハリス長によって生まれるわずかな間の違いがハリ掛かりを向上させるはず…」という狙いで微調整を試みる。

これが奏功したのか、バラシがなくなり、続けざまに3尾の本命をキャッチ。この時点で残り1時間。集中力をさらに高め、ポツポツのペースで追釣。午後1時半の沖上がりまでに3尾を手にし、11尾で戦いを終えた。

その結果、乗船したなかでは何とかトップ通過でき、下船時には、最大魚の検量も行われた。

同船した人の釣果を係の人に伺うと、0~11尾とのこと。平均すると3~5尾程度が多かったと言う。

集計の結果、私は同尾数ながら、重量で上位となったようで全体の4位に入賞。表彰台まであと一歩のところだったが、「あのバラシがなければ…」と、悔いが残る結果となってしまった。

優勝は14尾を手にした浅居修平さん。準優勝は13尾の橋本悟さん。3位には12尾で鶴岡克則さんが入った。

全体的に活性が低く、大会という限られた時間の中、いかにして本命と出会い、その小さなコンタクトをハリ掛かりへと結びつけていくのか。ミスが許されない緊張感こそが、この大会という魅力でもある。

次回こそ表彰台に上るためにも、競技という視点からの釣りの精度を高めていきたいと思っている。

順位 氏名(敬称略) 釣果(尾数) 船宿名
優勝 浅居 修平 14 山下丸B
準優勝 橋本 悟 13 やまてん丸A
3位 鶴岡 克則 12 巳之助丸B
4位 田中 義博 11 巳之助丸A
5位 平田 広美 11 山下丸A

がまかつ

〈APC・田中義博〉

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