11月23日(水・祝)、埼玉県羽生市にあるつり処・椎の木湖で、へら浮子「霧舟」50周年記念へら釣り大会が開催された。参加67人。小学生から大ベテランまで、ヘラウキ霧舟の愛好者たちが一堂に会して思い思いの釣りを楽しんだ。
〈本紙・髙﨑〉
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大会スタッフと霧舟氏(前列中央)
今年、ウキ制作50周年を迎えた「霧舟」こと山川松男さんは83歳。師匠を持たず、ただ釣り人のためだけに実直にウキを作り続けてきた。そんなヘラウキ霧舟を愛用する人たちが5年ぶりに椎の木湖に集結した。

大好きな長竿の底釣りで竿を曲げる霧舟氏
大会は2号桟橋を貸切りで使用。競技は午前7時から午後2時までの総重量制、釣り方は池の規定に準じウキは「霧舟」を使用。
当日は曇天で肌寒いながらも桟橋には、普段顔を合わせることのない人同士の間にも笑顔があふれる。霧舟さんも短時間だが竿を出し、大好きな長竿の底釣りで良型を釣り上げてご満悦。

山井氏が次つぎと竿を絞る
午後2時に納竿。検量の結果、今年のマルキユーペア大会を制した山井豊さんが48枚42.05キロで優勝した。釣り方は竿9尺メーターウドンセット、ウキは霧舟・攻グラスムク1番を使用。2位は佐藤紀征さん、3位には山井豊さんの妻である山井こず枝さんが入賞した。

左から2位佐藤氏、優勝の山井豊氏、3位山井こず枝氏
成績発表とともに、賞品と参加賞50周年記念ウキが手渡される。大型賞には、2081グラムを釣り上げた鎌田孝一さん。大会の目玉である50周年を記念した50位の金子修一さんには、へら浮き霧舟の記念額装が贈られた。

大人顔負けの竿さばきを見せる小学生の岡田剣くん
最後は全員で霧舟さんのますますの活躍と再会を願いつつ笑顔で散会した。