
4月15日(土)、埼玉県羽生市にあるつり処・椎の木湖でシマノ主催「浅ダナチョウチン一本勝負」が開催された。参加190人。浅ダナとチョウチン2種類での釣果を競った結果、太田武敏さんが連覇を果たした。
〈本紙・髙﨑〉
浅ダナ(タナ1メートル~1.5メートル以内)と、チョウチン釣りの2種類の釣り方で競うワンデートーナメント。昨年を上回る参加人数でその人気の高さがうかがえ、桟橋では熱戦が繰り広げられた。
2、3号桟橋を貸切で使用。抽選でA~Hまでの8ブロックに分け、隣の釣り座とは釣り方が同じにならないように、釣り座番号が奇数の人は1回戦で浅ダナ、2回戦ではチョウチン釣り(偶数番号の人はその逆)で競技。1回戦&2回戦の総重量釣果ではなく、各ブロック内での釣果順位をポイント化して計算。合計ポイントが最終的に高い人が優勝となるルール。
さらに今年からこの大会がシマノジャパンカップの予選に位置づけられ、上位5人に全国大会出場権が与えられる。
午前7時から1回戦スタート。早朝は冷え込んだが、日中は上着がいらないほどの暖かさに。だが、数日前に降った冷たい雨の影響か、全体に食いは渋く浅ダナ組がポツリポツリとリードしていく。全体から抜けて釣り込む人はなく、ガマンの展開が続く。
10時30分から昼休憩と同時に、全員が座席はそのままに、釣り方を変更して11時15分~午後3時の2回戦へ。
午後になると強烈な南風が吹き始める。水面は波立ち、振り込みに苦労する人が多い。1回戦と変わって、今度は比較的風に強いチョウチン組がしぶとく釣果を伸ばしていく。
だが、2時ごろになると急に風が冷たくなり上空には怪しい雲。それから間もなく、遠くで雷が確認されたため、安全を考慮し2時25分に競技終了となった。
集計の結果、釣座556番(3号桟橋奥マスの5号桟橋向き)に入った太田武敏さんが、獲得ポイント50(占有率20.18%)で優勝した。1回戦・チョウチン21枚17.04キロ、2回戦・浅ダナ19枚16.75キロ。風のやみ間に的確に釣果を伸ばし、ブロック内の2位以下をしっかり引き離しての勝利。
2位は齋藤英昌さん、3位は戸井田祐一さん、4位は松岡憲彦さん、5位は上杉拓さんが入賞を果たし、ジャパンカップ全国大会出場権を獲得した。表彰式のあと抽選会が行われ盛況のうちに終了した。