「第23回WFG2017世界大会」結果リポート 五島列島で精鋭48人が熱戦 濵上幸喜選手が頂点に

決勝で良型の尾長グロを取り込んだ濵上選手

6月18~19日、長崎・平戸~五島列島を舞台に「第23回WFG(ワールド・フィッシング・ガイア・オブ・グレ)2017世界大会」(主催:釣研FG・株式会社釣研)が開催された。秋田~鹿児島、韓国・台湾各予選を勝ち抜いた41人にシード5人、推薦2人の計48選手が終結し、シーズンインした梅雨グロを相手に2日間に渡って熱戦を展開。昨年の覇者・木村真也選手の連覇を阻止したのは一昨年の優勝者・濵上幸喜選手だった。〈週刊つりニュース西部本社・村松剛〉

精鋭48人が熱戦同大会は2日間にわたって行われ、18日のリーグ戦は平戸・宮ノ浦の磯で4人1組を1ブロックとして総アタリで戦い、各ブロックから1人が翌19日に五島列島で開催されるトーナメントへ勝ち上がる。勝敗は時間内に釣ったクロの総重量(リーグ戦は23センチ未満、トーナメント戦は25センチ未満はリリース)で決定される。

リーグ戦は場所で多少のムラも見られたが、21キロ超のスコアが出るなどトーナメント戦での激戦を予感させる結果となった。準々決勝へと駒を進めた12選手は抽選によって組み合わせが決まり、木村真也選手(シード)と大楽院博之選手(長崎県北支部)、鈴木政広選手(富士山支部)と藤本祐一郎選手(東九州支部)、KangByeongCheol選手(韓国中央地区)と下山薫選手(五島支部)、行徳秀美選手(FG推薦)と濵上幸喜選手(シード)、植野博司選手(日向支部)と宮嶋恭二選手(シード)、ShinYongmin選手(韓国中央地区)と森井陽選手(シード)が戦う組み合わせとなった。

19日、五島では野崎島を中心に各瀬で準々決勝が午前6時から開始。やや食い渋りを見せた磯もあったが、6選手が勝ち上がり、木村選手と藤本選手、下山選手と濵上選手、宮嶋選手とShinYongmin選手の顔合わせで9時から準決勝が行われ、木村選手、濵上選手、宮嶋選手が決勝の舞台に立った。

決勝戦の舞台「一ツ瀬」決勝戦は参加選手全員が「一ツ瀬」へ上礁し、決勝を観戦する。最初にジャンケンで勝った順に海に向かって濵上選手が右端、左端に宮嶋選手、中央に木村選手が釣座を取った。決勝は1ラウンド40分、5分の休憩を挟み時計回りに釣座を交替して3ラウンド戦う。午後0時、決勝のホイッスルが鳴り響いた。

良型のクロとやり取りする濵上選手開始15分、最初のクロをキープしたのは濵上選手。その直後、宮嶋選手も本命を掛けるが、これはバラしてしまう。それを横目に濵上選手が続けてクロを取り込んでいく。25分、ようやく宮嶋選手もキープ。一方、ディフェンディングチャンピオンの木村選手が1尾目のクロを取り込んだのは30分すぎ。この1尾で落ち着きを取り戻したのか続けて2尾をキープ。が、濵上選手リードのまま1ラウンド目を終えた。

後半追い上げた木村選手だったが2ラウンド目は、左から濵上、宮嶋、木村各選手と並ぶ。開始2分、早くも濵上選手がクロを手中。それを皮切りに宮嶋、濵上、木村選手と続けて本命を取り込む。15分、ひときわ大きく濵上選手のサオが曲がった。慎重にやり取りし、張り出した沈瀬をかわしながら取り込んだのは、一目で良型と分かる尾長(オナガ)グロ。引き離されまいと木村選手がクロを取り込むが、勢いに乗った濵上選手はペースを落とさず4尾取り込み、そのまま2ラウンド目を終えた。

いよいよファイナルラウンド、左から木村、濵上、宮嶋選手と並び、残り40分の戦いが始まった。ここで一気に爆発的な追い上げを見せたのが木村選手。5分間隔でクロを連続して取り込んでいく。反対に宮嶋選手は失速して1尾キープするのが精いっぱい。木村選手の追い上げにギャラリーから拍手が起こったが、自分の釣りを見失わなかった濵上選手は3尾をキープし、終了の笛が鳴り響いた。

左から準優勝の木村真也選手、優勝の濵上幸喜選手、3位の宮嶋恭二選手多くの大会選手が見守る中、検量開始。宮嶋選手5尾2330グラム(最長寸43.4センチ)、木村選手13尾6550グラム(最長寸38.1センチ)、濵上選手16尾9640グラム(最長寸46センチ)と、序盤から終始リードを保った濵上選手が一昨年に続き選手たちの労をねぎらう釣研FGの寒竹会長(左)、釣研の奥村社長(右)2回目の優勝を勝ち取った。

優勝した濵上幸喜選手優勝した濵上幸喜選手のコメント
「先打ちと後打ちまきエでつけエを上下で挟み込むイメージの釣り方が合っていたようです。つけエは市販の加工エサを使い、時々漬けエサを使ってうまく魚を拾うことができました。準々決勝での抽選での勝ち上がり、決勝でジャンケンに勝って最初に釣り場を選べたことなど、運が味方してくれた優勝だったと思います」上位の仕掛け

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