「第33回シマノジャパンカップ鮎釣り選手権大会」決勝リポート 岐阜・長良川 最終ラウンドで大逆転

優勝カップを掲げる浅見選手

8月20日(日)、シマノが主催する第33回シマノジャパンカップ鮎釣り選手権大会の決勝戦が、岐阜県の長良川流域にある郡上市郡上大和地区を舞台に開催された。

​19日(土)と20日(日)の午前中に準決勝まで行われた。昨年の大会で好成績を残したシード選手と、全国各地で行われた予選を勝ち抜いた選抜選手を合わせた24人の名手たちが、日正午から行われる決勝戦への進出を目指して、熱い戦いを繰り広げた。

決勝戦への進出を果たしたのは昨年の覇者で愛知県の小澤剛選手、同じく愛知県の椿隆明選手、そして栃木県の浅見悟選手の3人となった。
決勝の舞台となった長良川上流部
決勝戦は、郡上大和駅下から大会本部前下手までのエリアを上流からA、B、Cの3区画に分け、3選手が1ラウンド分ずつ場所を入れ替わって釣果を競う形式。正午に各選手の入川が完了すると大会開始のホーンが鳴った。第1ラウンドはA区画に浅見選手、B区画に小澤選手、C区画に椿選手が入った。

開始直後から椿選手、小澤選手が立て続けに3尾を釣り上げた。C区画に入った椿選手は当初小澤選手と激しいつば競り合いを演じていたが、途中から水深のあるスポットで野アユを連打し、第1ラウンドの中盤からリードを進めた。

第2ラウンドでは、各選手が1区画ずつ下流に下り(最下流の椿選手は川を上って最上流のA区画へ移動)戦いを再開。このラウンドでは小澤選手が、椿選手が時間内に探り切れなかった浅場のスポットで着実に釣果を重ね、終了までに10尾のアユをキャッチ。

そして午後1時分、最後の決戦が始まった。最終ラウンド開始時点で、小澤選手と椿選手がともに尾、2人を追う浅見選手が尾。すでに2度攻められたエリアでの戦いなので、爆発的に釣果を伸ばすのは難しい。そのため小澤選手と椿選手の一騎打ちが予想された。しかし戦いは土壇場でその予想を大きく覆す展開となった。

これまでの2ラウンドで小澤、椿両選手の動きをしっかり捉えていた浅見選手は、C区画最上流部の右岸から攻略を開始。2人が左岸から攻めていたことを見逃さなかった。さらに先攻した2人とは仕掛けも異なり、オモリを使った引き釣りで次々とアユを掛け、すさまじい勢いで追撃を開始。またたく間にトップ争いを演じていた小澤、椿両選手に並んだ。3人とも釣果の差はわずか、誰が優勝するか分からない白熱の戦いが、終了のホーンが鳴り響くまで繰り広げられた。

午後2時10分に終了。3人の選手が大会本部に戻ると検量が開始された。結果は小澤選手が17尾で3位、椿選手19尾で2位、そして驚異の追撃を展開した浅見選手は21尾を釣り上げ、見事優勝の栄冠を手にした。
恒例のシャンパンファイト
浅見選手は「決勝に進出できただけでも夢のようなのに、優勝なんて。ここに立っていても信じられない」と自分でも予想していなかった大逆転と、名手たちと戦えた喜びを語った。

こうして戦われた第33回シマノジャパンカップ鮎釣り選手権大会は最後の瞬間まで大きな盛り上がりを見せ、幕を閉じた。

▼問い合わせ
シマノ釣具事業部・シマノジャパンカップ大会事務局
072(223)3733

〈中部本社・五井〉

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