第12回日本グレトーナメント全国決勝大会 リポート

第12回日本グレトーナメント全国決勝大会
11月15、16日の両日、和歌山県・那智勝浦の磯で「第12回日本グレトーナメント全国決勝大会」(主催・日本グレトーナメント実行委員会、後援・西日本磯釣協議会、大阪府磯釣連合会、協賛・那智勝浦町観光協会、ホテル浦島、各釣具メーカーおよび釣具店、渡船協力・清丸渡船)が開催された。

厳しい予選を勝ち抜いた選手と、前年度のシード選手を加えた72人の選手が激戦を繰り広げた。今大会は始まって以来の絶好の天候となり、山成群島、オジャ浦の沖磯、湾内磯のうち、好釣果が出そうな有名磯だけを選び、使っての競技が行われた。

第1回戦と2回戦は1時間交代のともえ戦。勝敗は規程寸法なしのグレ10匹までの総重量で競う方式だ。しかし前日より水温が下がり天気がピーカン、ベタナギ。グレの活性が上がらない磯が続出。参加人数の約1割が釣果なしの選手となるなか、規定数の10匹をそろえた選手は約半数だった。釣れたグレのサイズも小ぶりで、厳しい状況を物語っていた。

2回戦終了の夜、ホテル浦島で祝宴会が催され、日本グレトーナメントの丸島節一事務局長の乾杯の後、ベスト8の選手たちが紹介された。今年もワイルドカードが設けられ、残念ながら2回戦で敗者になった全グループの2位の選手のうち、釣果の占有率の高い選手が4人選出された。

準決勝はその選手を加えた12人で競われることになり、試合の組み合わせ抽選が行われた。また恒例になったお楽しみビンゴゲーム抽選会が行われ、釣具メーカーその他から協賛された豪華賞品が用意され、参加者全員に配られて大いに盛り上がった祝宴会だった。

翌朝、準々決勝は試合時間2時間の3人対戦。検量の結果、準決勝へ進んだのは杉坂美典選手、宮川明選手、田揚清明選手、妹尾豊彦選手の4選手。決勝、決勝戦は2人が1時間でポイント交代で戦う。

決勝戦の舞台の湾内磯、ライオン島。そこで運命の検量の結果、決勝戦へ駒を進めたのは杉坂美典選手と田揚清明選手。惜しくも敗れ、3位決定戦を戦う選手は、宮川明選手と妹尾豊彦選手。ライオン島の船着きの東側が決勝戦、西側が3位決定戦。

速いテンポの釣りでグレを仕留めていく。杉坂選手は東角に釣り座を取って港向きにあるシモリ狙い。サオ2~3本沖にポイントを定めてグレを先行ゲットすることに成功。しかし、良型グレにターゲットを合わせてか深ダナを意識するので、どうしてもテンポが遅くなる。

グレは釣れるのだがいまひとつ手返しのスピードが上がらない。だが、グレはマキエに確実に反応してかなり上層まで食い上がっている。こんな場合の深ダナ仕掛けはヒット率が低く、効率が悪いように見えた。

後半戦は釣り座を交替して第2ラウンド開始。潮がはっきりしない展開で食いに渋さが増してきた。杉坂選手は良型をヒットさせるものの、バラしていまひとつ調子が上がらない。田揚選手は沖のシモリ際を狙っての大遠投でグレのサイズを上げていく釣りを展開。

検量の結果、田揚選手が約1.4キロの差をつけて圧勝し、今大会初めての優勝が決まった。準優勝は関東から戸澤素竿氏(日本グレトーナメント関東支部長)が率いるチーム関東の杉坂美典選手が輝いた。3位決定戦は宮川明選手が妹尾豊彦選手に700グラム差で勝利して3位を手中にした。

上位の結果成績は次の通り(敬称略)。

(1)田揚清明(大阪府)10匹3590グラム
(2)杉坂美典(愛知県)10匹2120グラム
(3)宮川明(大阪府)10匹3000グラム
(4)妹尾豊彦(和歌山県)10匹2300グラム。

〈APC・北紺浩之〉
 
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