平成26年における海難の発生状況は、船舶海難、人身事故ともにマリンレジャーに関するものは若狭湾海域での発生が多く、また、京阪神、中京地区の来訪者によるものが多いことから、第八管区海上保安本部は様々な取り組みをしている。
周年を通じ、マリンレジャー施設や漁協などにおける安全指導、道の駅などにおける安全啓発リーフレット配布、事故防止の講習などを実施。この他にも、ゴールデンウイークおよび夏季マリンレジャー安全推進活動、全国海難防止強調運動、釣り事故防止推進活動を行っている。さらに若狭湾でのレジャー事故防止を対象とした新たな取り組みも展開し、高速道路SA・PAにおいて安全推進活動、釣り事故多発に対して緊急かつ集中的な釣りに関する事故防止活動などもしている。
これからも同様の活動を継続、強化するとともに、若狭湾を中心とした施策を管内全域に展開。さらに今後はミニボートなどに対する現地指導や、具体的な事故事例の周知による啓発活動、隣接管区や関係機関などと連携した啓発活動も取り組んでいく方針である。
また、万が一に備え自己救命策3つの基本として、「ライフジャケットの常時着用」「適切な連絡手段の確保」「海の緊急通報(海のもしもは118番)」を呼びかけている他、気象情報はMICS(沿岸域情報提供システム)で入手するように呼びかけている。
〈第八管区海上保安本部=報〉