
紅一点の矢作さんは16位と健闘
2月14日(土)、東京湾東神奈川のDーマリーナ主催の「横浜ルアーメバルトーナメント」に初参戦した。 スタートは横浜。東京湾全域でボートからルアーやフライを使ってメバルを狙う。3尾の合計全長で競われ、年間5戦のトーナメントが行われる。

優勝した澤村さんの31センチ
午後6時50分、28人の参加選手とその船長が集まった。ルール説明の後、7時に順次出船してスタートフィッシング。 船長はメバリングのガイドは初めてだが「シーバスの居場所とほとんど同じ」という情報を得て、京浜運河周辺のシーバスの実績が高い常夜灯のあるポイントで開始。
ジグはゼスタ・スターヘッドタッチダウン2グラム。ソフトルアー2.5インチをていねいに刺して水面にキャスト。 まずはカウントゼロでスローに引く。すると隣の釣友に早速ヒット。「壁際に沈めてゆっくり巻いたら一発でした!」と25センチ良型を手に満面の笑み。
言われたとおりに真似るとツツッと反応。慎重に寄せて21センチをキャッチした。「これは入れ食いか?」と思ったが、その後は同ルアー、同パターンでシーバスが入れ食いに。
普段はこの魚をメーンにしているが、メバル用に用意したタックルではラインブレイクがひん発。ジグヘッドの重さやワームを替えて、リーダーを2号にするとラインブレイクはなくなったが、それでもシーバスが連発する。
引きは楽しめるが、競技時間を考えるとシーバスをいかに避けるかが課題になる。 表層にいる活性の高いシーバスを避け、約10メートルの海底まで一気に落とし、ボトムパンピングで誘っても先に50センチのこの魚がヒットしてしまう。
次投では小気味いい引きに良型の本命を期待したが、顔を見せたのは27センチカサゴ。うれしいゲストだが、メバルとの釣り分けに苦労する。
3投目なんとか25センチをゲットしたが後が続かない。船長の機転で、その後は明かりのない壁際や、テトラ帯をランガン。 そこで二人とも良型をキャッチしたが10時15分終了時間に。後ろ髪を引かれる思いで会場に戻った。
10時30分から結果発表と表彰式。私は3尾の計67センチで15位だったが釣友は初参戦で73.5センチを上げ3位入賞した。
1位はマイボートで参加した澤村智之さん。31、27、24センチと大型を揃え、計82センチでブッチギリの優勝だった。 澤村さんはフラッシュJSW1インチと、1グラムのペラ付きジグヘッド(ウィールヘッド/プロト)の組み合わせで、ゆっくり落とし込んでワームを見せて食わすパターンで攻めたと言う。
特筆すべきはこの釣りの楽しさ、手軽さ、横浜エリアの魚影の濃さ。 参加者中25人が規定の3尾以上を上げ、私も本命6尾にカサゴ2尾、シーバス8尾。紅一点の矢作清香さんはメバル初挑戦で8尾をキャッチし堂々の16位。

和気あいあいとした楽しい大会だった
参加者全員和気あいあいとして本当に楽しいイベントだった。 今後の大会は3月14日、18日、4月11日と土曜の夜に開催予定。 「今後もたくさんの人に参加してもらいたい」とD-マリーナの齋藤代表。興味のある人はぜひ参加してほしい。
▼問い合わせ Dーマリーナ
〈APC・奥野忠弘〉