「第22回ダイワ グレマスターズ2014全国決勝大会」リポート

表彰台へ上がった上位入賞者

表彰台へ上がった上位入賞者

5月17日~5月18日、鹿児島県薩摩川内市の、上甑島で「第22回ダイワ グレマスターズ2014全国決勝大会」が開催された。ブロック大会進出選手12人とシード選手4人が競技して、田中貴選手(シード選手・熊本市・FLOAT FREAKERS所属)が4回目の頂点に立った。

〈西部本社・立石寿栄〉


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田中選手は圧倒的な強さで決勝リーグへ進んだ

 大会は規定時間内に釣り上げた全長25センチ以上のクロ5尾までの総重量で決定し、予選リーグ(17日)は勝ち点で決定し、準決勝・決勝トーナメント(18日)は前・後半戦を通して10尾までの総重量で決定。
 前日の天気予報では朝は北東の風が吹き、昼からその風向きも変わり天候が不安定な予報だったが、晴天の天候となった。
 予選リーグは4選手で4グループに分かれて戦い、田中選手はグループ4で競技。渡船は藤丸。初戦は森賀正数選手(全国大会3回目出場、福岡市・TEAM磯太郎所属)と対戦し、磯は上甑の3番。審判と選手で境界線を決定し、午前6時に開始のホイッスルが鳴った。
 海に向かって左側に田中選手、右側に森賀選手が入る。潮は左に向かって流れており、開始から約13分で田中選手が先制ヒット。それから7時の釣り場交代までに3尾を釣り上げる。森賀さんは苦戦し規定魚0尾、田中さんは場所移動後すぐに尾長のバラシがあり、その後にリリースサイズのみとなったが、4尾揃えた。
 2戦目はミノカケ2番で千田宏信選手(初出場・千葉県・羽衣礁所属)との対戦。
海に向かって左側に田中選手、右側に千田選手が入った。
 競技開始1、2分で田中選手が先制の1尾をキャッチした。潮は左から右へと流れ、その3分後には2尾目、4分後には3尾目を追加。立て続け釣り上げるが規定サイズなのかバッカンのメジャーで長さを2尾確認していた。
 9時14分ごろ千田選手が良型のクロを釣り上げる。その5分後に田中選手は4尾目を釣り上げた。千田選手もほぼ同時にサオを曲げるがイスズミ、47分ごろに2尾目の良型クロを釣り上げた。
 10時に釣り場交代。約7分で田中選手が追加。遠投している。それから5分後、更に4分後に同じ遠投でクロを釣り上げていき、連発していた。
 10時27分ごろにはバラシもあり、良型の様子でおしい1尾だ。
 10時33分、千田選手も場所交代してからの1尾をキャッチ。
 10時36分、43分と田中選手はクロを釣り続けていく。52分にはまたもバラシがあり、ここで千田選手のサオが大きく曲がり、大型グロを思わせるが良型のバリ。試合終了1分前に田中選手にヒットするがハリが口から抜けたような感じで逃してしまう。
 が、田中選手は7尾キャッチした中で5尾を選び審判に提出する。
 3戦目はヤッゼで木村公治選手(全国大会2回目出場・広島市在住・広島ちぬ釣研究会所属)と対戦。海に向かって左側に木村選手、右側に田中選手が入り、昼12時30分に競技開始。
 38分ごろ木村選手が先制ヒットするが、ハリス切れでバラシ。
 50分ごろ再び田中選手にヒットして、クロを抜き上げた。その直後に木村選手もクロ1尾目をキープする。
 13時ごろ田中選手が2尾目、4分後に3尾目を釣り上げるが、全て抜き上げており展開が早い。13時11分にも大きくサオを曲げるがハリス切れ。
 木村選手も13時14分ごろに2尾目。13時15分、18分に田中選手がクロを追加し、13時30分に場所交代をした。
 開始から5分で田中選手が追加していく。同じころ木村選手もやり取りしていたが、魚を抜き上げている最中にサオが折れるハプニングがあり、タックル交換の最中にも田中選手のラッシュは止まらず、競技終了までに3尾取り込み、1尾バラシ。木村選手も後半2尾取り込んだ。結果は両選手とも5尾揃えるが田中選手4012グラム、木村選手3820グラム。田中選手が全戦全勝で準決勝トーナメントに進んだ。
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決勝で山村選手は先制してサオを曲げる

 甑島館で行われた中夜祭で準決勝トーナメントの組み合わせを決定。4選手が進出して、田中選手は山本俊介選手(初出場・大阪市在住・クラブ キザクラ関西所属)と対戦。山本選手は予選リーグを全て1尾を釣り上げて勝ち進み、所属するクラブは鵜澤政則さんが顧問を務める。田中選手の所属クラブも鵜澤さんのクラブのため、いわば同門対決だ。
 中西克美選手(全国大会2回出場、徳島市在住・CSFTOKUSHIMA所属)と山村大志選手(全国大会2回出場、鹿児島市在住、釣戦会所属)が対戦。
 決戦の18日は雨天となり、競技時間が変更された。午前5時30分に競技開始。
田中選手はここでも圧倒的な強さを見せる。山本選手1尾626グラムに対し5尾5000グラムで決勝トーナメントに進む。中西選手と山村選手の対戦では、中西選手が5尾2988グラム、山村選手が10尾7540グラムを釣り上げ地元の強さを見せ付ける結果に。
 決勝トーナメントの舞台は灯台下のハナレ。雨は強くなるばかりで、風も吹き付ける過酷な環境となったが、田中選手の勢いは止まらず、山村選手4尾2056グラムに対して8尾5592グラムの釣果をたたき出し、圧倒的な強さで4回目の優勝を獲得した。
 優勝者インタビューでは、前回は風に負けた。ウキを強制的に沈めて狙えるところは全て攻め、まずは掛けることを重視。魚を掛けた後に取れないリスクを恐れず果敢な釣りを展開したことを語った。

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