「第13回上総湊港伝統釣法 真鯛シャクリ釣り 釣り大会」リポート

昨年の様子

8月2日(日)、内房上総湊で「第13回上総湊港伝統釣法 真鯛シャクリ釣り 釣り大会」=天羽漁業協同組合湊支所つり船部主催=が開催された。快晴ナギに恵まれたシャクリマダイの聖地で9隻、74人が腕を競った。手だれが揃う大会の模様を加平丸から取材した。

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〈本紙・杉田研人〉

kazusa_01大会はマダイの総尾数で競われる。釣り方は手バネ竿またはリール竿でのシャクリ釣り限定。ひとつテンヤや鯛ラバは禁止。エサは活エビ。

午前5時に集合し、受付を済ませた人から各船に乗り込む。参加者が揃った船から出港し、沖でエサを積み込んで合図を待つ。

6時、無線でスタート合図が入り、一斉

にポイントへ。乗船した加平丸の山田隆・大船長は金谷沖16~17ヒロ(1ヒロ=約1.6メートル)の釣り場を選択。他船もおおむねここから攻めるようだ。

6時半に開始。乗船した10人中9人は手バネ竿で、1人はリール竿。多くの人の手バネ仕掛けは中オモリ10号にテンヤは2号と軽い。潮はあまり動いていない様子。イトを糸巻きに巻いたり出したりと、底取りは船長のタナ指示頼みだ。

kazusa_056時45分、流し変えのため仕掛け回収の合図があると、左舷ミヨシ3番の長沢さんが「根掛かりかも…」とゆっくりと引き上げるとグッと魚の反応。船中最初の1尾は2.2キロの立派なコショウダイ。「これはいきなり特別賞候補だねぇ」と賛辞が飛ぶ。

15ヒロで流すと生命反応が活発に。マハタやホウボウ、カワハギ、マゴチ、カサゴ、ウマヅラなど多彩なゲストが登場。魚が口を使っているのは明らか。「そろそろ本命が出てもよさそう…」と船長。

すると7時20分、やや深い19ヒロで右舷ミヨシ2番の石原さんに待望の魚信。鋭く竿をシャクり、2手3手とたぐってアワせてイトをテンポよく引き上げる。姿を見せたのは2.5キロの良型。「いい型だけど尾数勝負だからねぇ。きょうは1キロを2尾のほうが嬉kazusa_02しいんだが…」とこぼすが、船中1尾目にニヤリ。

8時には左舷トモ2番の高橋さんに綺麗な魚体の食べごろサイズ

。「浅ダナだから引きが強いよ」。さらに30分後、右舷ミヨシの米山さんが静かな闘いを開始。「指がちぎれそうだよ…」と魚の王者とのやり取りを制して4.2キロの大型を仕留めた。

大ダイの登場にひと息ついたからか、潮が止まったからか、何も食わない時間がすぎる。岩井方面に向かう船やナダに寄る船などが出始め、ちりぢりに。当船は少しずつポイントをずらしながら流し変え。

kazusa_039時50分、左舷トモの多賀井さんに0.4キロ。小さくてもタイはタイ。すぐに同級を追釣して2尾でトップに。ところが米山さんが0.8キロを上げ、さらに11時に「本命か」という引き。3尾目かと思われたが、これは1.5キロイシダイだった。

終盤はシイラがヒットする場面もあり、夏の海を満喫したところで、午後1時に沖上がり。検量が行われ、彦次郎丸に乗船した鈴川紘司さんが6尾で優勝した。kazusa_06

取材船はトップ2尾だったが、米山さんの4.2キロが大物賞に、特別賞に長沢さんのコショウダイが選ばれた。表彰式後に抽選会が行われ、無事散会となった。

大会結果
順位 氏名(敬称略) 尾数 総重量(kg) 船名
優勝 鈴川紘司 6 3.5 彦次郎丸
2位 溝口美和 4 5.5 第二とう市丸
3位 内藤映王 3 1.8 彦次郎丸
4位 尹向国 3 1.4 彦次郎丸
5位 米山修 2 5 加平丸
大物賞 米山修 - 4.2 加平丸
特別賞 長沢慶一郎 コショウダイ 2.2 加平丸
船頭賞 畑中功 3 - 第六彦次郎丸

 

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