「第34回G杯争奪全日本がま磯(チヌ)選手権」結果リポート 沖永良広選手が2回目の優勝

表彰式・横

9月7~8日、岡山県下津井沖の島しょ部で、がまかつ主催の「第34回G杯争奪全日本がま磯(チヌ)選手権」が開催された。各地区の予選を勝ち抜いた41人、シード・推薦選手7人の総勢48人が集まり、チヌ(クロダイ)を追い求める。見事トップに輝いたのは、2年ぶり2回目の優勝を勝ち取った沖永吉広選手だった。

〈週刊つりニュース大阪本社・谷伸一〉


9月7日は予選リーグ4回戦が行われた。男鹿、富浦、茅ケ崎、若狭大島Ⅰ・Ⅱ、尾鷲、家島、牛窓、徳山Ⅰ・Ⅱ、蒲生田、今治沖Ⅰ・Ⅱ、宮之浦の各代表選手とシード・推薦選手たちが6人ずつ8組に分かれて競技。ポイント制で各組の1位通過者が決勝リーグへ進む。

競技はフカセのウキ釣り。1試合は2時間行われ、1時間で場所を交代。

8日の決勝リーグへ勝ち進んだのは、石田啓二(家島)、石丸敏文(若狭大島Ⅰ)、沖永吉広(シード)、波多瑞紀(シード)、三井宏志(若狭大島Ⅰ)、森下昭道(尾鷲)、山井真司(徳山Ⅱ)、山本雅弘(徳山Ⅱ)の8選手となった。

決勝リーグでは4人ずつ2組に分かれ、3試合のリーグ戦を行う。クロダイの総重量で競い合い、ポイント制により各組トップの2人が決勝に勝ち上がっていく。
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午前5時45分、決勝リーグ第1試合が始まった。下津井沖の島しょ部は総体に潮通しのいいポイントが多く、流れの中を攻めていく、当地ならではの釣りスタイルが求められる。

クロダイの好ポイントには渚があり、左右には岩礁帯が続く。砂地にはところどころにシモリ根が点在。秋のクロダイは元気いっぱいで、エサが豊富な浅場に寄ってくる。

決勝リーグ1組では、波多選手の2勝1敗に対し、2勝1分けで沖永選手が少差ながらポイントで上回り決勝へ進出。

決勝リーグ2組では、石田選手が追随を許さず、3戦全勝で決勝に勝ち上がった。

決勝は弁天島の南で、大会参加選手をギャラリーに迎え、午後1時20分にスタートした。

刻々と変化する複雑な流れの中に、仕掛けをなじませる。各釣り座の15~20メートル沖から落ち込んで深くなり、その周辺までが攻めどころとなった。

コマセを続けながら、まずは手前の浅場にクロダイが寄ってきていないか探ると、ベラやチャリコ(マダイの幼魚)のエサ取りばかりが続く。

沖永チヌもち・横開始約40分で沖永選手の竿が重量感をとらえた。33センチほどの決勝第1号に、ギャラリーから拍手が起こる。
1時間経過で釣り場交代。後半約40分に沖永選手が25センチ級を仕留めてウエートを加える。

終了10分前に石田選手の竿が曲がったが、不運にもハリ外れ。決勝終了の合図とともに、沖永選手の優勝が決まった。

「得意の軽い仕掛けでは通用しなかったので、シンタン3号を5個打ちするなど、仕掛けを一気に沈めて待つイメージでした」という沖永選手が使用した棒ウキは情報量が多く、どういう釣りをしているのか想像しやすいという。

「自分のできることを精いっぱいやって悔いの残らないようにしたかった。石田選手とは普段から竿を並べる仲間であり、最後まであきらめない気持ちを保つことができました」と、決勝を振り返る。

2年ぶり2回目の優勝に輝いた沖永選手は、3回目の優勝を目指すとともに、あとに続く若い人にも味わってもらうため、育成を進めていきたいと締めくくった。

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