江戸和竿組合「第21回研修ハゼ釣り大会」リポート

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江戸和竿組合が10月6日(火)、「第21回研修ハゼ釣り大会」を東京湾で開催した。
hazeken02江戸和竿師ほか釣具関係者、報道関係者などを招き、仕立船でハゼ釣りを楽しむ毎年恒例の行事。台風の影響が心配されたが秋らしい快晴。抜けるような青空の下、つややかな和竿が並んだ。

hazeken03午前7時半、深川木場の吉野屋に集合。江戸和竿組合理事長の中根喜三郎さん(竿忠)があいさつして、吉野吾朗船長が舵を握る船に総勢25人が乗り込む。下町情緒あふれる掘割を抜け、木更津沖へ向かう。肌寒く、ダウンジャケットやフリースは必須。hazeken04

9時半ごろに到着した木更津沖は少し風が強く釣りづらい。リールを使わずに手元にイト巻きが付いている手バネ竿を使うが、それぞれ材質が違ったり、長短があったり千差万別。多くの人が2本竿で狙う。

hazeken07「高価な和竿というのは穂先の質がいいのです」と宮島精一さん(邦一)。「竹の太さは一生変わらないため、細く、3年以上経過している竹を探します。竹は上に行くにしたがって薄くなるので、太い竹の先端を使ってもすぐにヘタってしまう質の悪い竿になってしまいます。肉厚の細い竹に遠赤外線で火を通すと形状を記憶したコシのあるいい竿先になります」と和竿について詳しく教えてくれる。

中根喜三郎さん(竿忠)は「和竿には縦の繊維があるので魚が掛かっても横ブレしません。竹ならではの魅力があります」とにこやかに話す「江戸和竿は海から湖、河川までいろいろな種類を製作するため、若者や女性まで広く愛好者がいます。初心者はまず安い1本を購入して自分の好みを把握、2本目から本格的な竿を作るといいでしょう」

船中では2本竿を巧みにあやつって本命を取り込んでいくが、後半になると風はますます強くなる。2号のナス型オモリで底を取り、明確に感じられる魚信にアワせるが、竿が風にあおられてしまう場面も。「2本竿では難しい」と1本で攻める人もいる。

hazeken06東京都釣魚連合会・会長の髙田勝一さんと中台泰夫さん(竿中)さんはともに「和竿の魅力はなんと言っても釣り味にあるね」と本命を順調に取り込む。
船はこまめに移動を繰り返してぽつぽつと取り込んでいく。

2時半ごろに沖上がり。型は10センチほどの小型が主体でいい人180尾ほどだっhazeken08た。

和竿で狙うハゼ釣りは12月までがシーズン。深川や江戸川放水路から出船している。

▼問い合わせ
深川木場の吉野屋
http://www.team-yoshinoya.com/


【江戸和竿組合】
 1788年に初代・松本三郎兵衛が日本初の釣具店を開き、飛躍的に進化した和竿。屋号を「泰地屋東作」とし、ここから「江戸和竿」の歴史が始まる。
 そして、200年以上の文化を継承しているのが江戸和竿組合の竿師。江戸和竿に興味を持ったら、まず竿師に会うこと。組合に連絡し、希望の竿を伝えよう。予算や購入方法次第で適切な竿師を紹介してくれる。
 また、デパートなどでの展示販売会や工芸品展に定期的に出展しているので、それもいい機会だ。

▼問い合わせ
江戸和竿組合
TEL03(3803)1893

〈週刊つりニュース東京本社・大谷俊夫〉

 

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