
今年発売された照楽園オリジナルの専用ザオ
11月8日(日)、東京湾久比里夫婦橋の船宿で「平成27年度第83回照楽園カワハギ釣り会」が開催された。東京杉並にある本紙協定釣具店・フィッシングショップ照楽園の主催で24人が参加。
午前6時ごろから集合し各自アサリむき。抽選で釣り座を決め8時に河岸払い。ポイントは剣崎沖で航程20分。水深21メートルからスタート。海面がざわついている程度でウネリはない。シトシト雨で北東の微風。
潮は速く、すぐに底を切らないと根掛かりしてしまう。オモリをロストする人が多いなか、船中1尾目は左舷ミヨシ寄りの上田弘平さんに上がり、「1投目でオモリを取られたので、底を切って上めを狙い、上バリに掛かりました」と20センチ級を披露。続いて左舷の宮園忠文さんにもヒット。同店特製の竿、照楽カワハギ220を使って25センチの良型。前回の第82回大会で1位を飾った三宅健治さんも今年発売された「照楽カワハギSP215」を使って順調。
オモリは全員25号を使っていたが、釣りづらくなり30号に変更。ほどほどにエサが取られ、魚の活性は上々。ワッペンサイズはほとんど交じらずに、23~25センチが揃う。
最新型の専用竿を使う人がいれば、じっくり魚の引き味を楽しむために和竿を使う人もいる。桃井利直さんは汐よし作の竿でアベレージサイズをゲット。中村忠雄さんも和竿で25センチ。
終始コンスタントに上げた上田さんの仕掛けは、標準的なハゲバリ5号。チモトは蛍光留め加工してあり、オレンジとグリーンの2色。後者によく掛かったとのこと。終日雨で空が暗く、アピールが効果的だったのかもしれない。オモリは白の小田原型。剣崎沖で居着きの良型狙いなので誘いはあまり激しくはせず、止めてアタリを待つほうがよかった。この釣り方で午後3時の納竿までに11尾。船中のトップを飾った。
2位は左舷ミヨシ寄りの中村忠雄さんで10尾。左舷トモ寄りの桃井利直さんは9尾で3位。右舷ミヨシの手塚由起雄さんは同数で4位。30センチ級も上げていた。小澤忠弘店主も同数で9尾が3人と大接戦だった。
なお8尾が2人、7尾が3人。全員で144尾、平均6尾だった。表彰の後は参加者全員に賞品が手渡され4時に閉会。
トップの上田さんが「173センチの竿を使っていましたが、205センチのものにしたらペースがよくなりました」と言っていたが、全体的に見ても2メートル以上の竿を使う人が釣果を伸ばしていた。
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フィッシングショップ照楽園
〈週刊つりニュース東京本社・青砥一生〉