「第3回マルキユーM-1カップ全国グレ釣り選手権決勝大会」結果リポート

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11月7、8日、大分県南・米水津の磯を舞台に「第3回マルキユーM-1カップ全国グレ釣り選手権決勝大会」(マルキユー㈱主催)が開催された。各地の予選を勝ち抜いた27選手、シード選手3人がハイレベルな釣技を競った結果、昨年、準優勝で涙をのんだ宮原浩選手が悲願の全国制覇を成した。

〈週刊つりニュース西部本社・村松剛〉

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7日は1回戦と2回戦が開催され、準決勝へ駒を進めたのは、有田達也(大分)、羽原由造(シード)、森井陽(徳島)、藤井孝男(山口)、小松和伸(シード)、宮原浩(シード)の6選手。翌8日早朝は強風と雨のため大会継続が危ぶまれたが、回復傾向の予報にGOサインが出され、ツナトリで有田―羽原、ミチグイで森井―藤井、マサカリで小松―宮原のマンツーマン対戦による準決勝がスタートした。準決勝からは50分場所交替、21センチ以上のクロ(グレ、メジナ)9M1_01尾までの総重量で競う。まきエやつけエはマルキユーから配布されたもののみを使用する。

ところが、天候急変が影響してかクM1_02ロは全く反応せず、キーパーをキャッチできたのは有田選手の1尾のみ。前年の優勝者・小松選手と準優勝者・宮原選手の好カードも0尾釣果でジャンケンとなり、宮原選手が決勝へ。もう1組は森井選手が決勝の舞台へと進んだ。

決勝戦の釣り場に選ばれたのは白子島の北。釣座は海に向かって左から有田、宮原、森井各選手が並ぶ。左から強風、下げの潮が若干右へと流れているようだ。本命ポイントは左端。しかし、この3人の釣座順が後に大きなドラマを生む。

開始早々、地元の地の利を生かす有田選手に良型のアタリ。無難にさばき、取り込んだのは800グラム前後の良型クロだ。300グラム前後が多い中、これは大きなアドバンテージ、さらにキーパーを仕留める。隣の宮原選手もキーパーを取り込む。

50分が経過し、場所交替。時計回りに移動し、左端に第1ラウンドで出遅れた森井選手が入る。待望の本命クロをキャッチ。が、左からの風は一段と強まり、さらにエサ取りのアジが増え始めた。足の速いアジは群れを次第に大きくしていき、クロの魚信を一気に遠ざけてしまった。思うように数を伸ばせないまま、最後の場所交替へ。

アジが出始めれば開始早々の良型を手にした有田選手が絶対的に有利…そんな空気が漂い始めた最終ラウンド。強運的な自然状況の変化が宮原選手に微笑む。今まで吹きつけていた強風が収まり、さらに潮変わりと同時にアジの姿が消えたのだ。途端にキーパーのクロをコンスタントに掛けていく宮原選手。隣の森井選手はキワを攻めて追いすがる。一方、右端の有田選手は思うように型と数が出ない。終了まであと1分、最後に宮原選手がキープして終了のホイッスル。
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各選手が検量に臨む。森井選手は4尾1150グラム。キーパー数を最優先した宮原選手は9尾を検量し、2615グラム。開始早々の良型を含む有田選手の検量結果は7尾2220グラム。この瞬間、信じられないような表情を浮かべた宮原選手だったが、周囲の選手から祝福されて、ようやく優勝を実感、緊張から解放された笑顔があふれた。
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宮原選手のコメント&タックルデータ
「嬉しいの一言です。決勝は最後まで有田選手の(1尾目の)良型が頭にあったので負けたと思っていました。つけエはオキアミスーパーハードMをイワシパワーグレにまぶしたものにだけ強く反応してきました」
サオ=インテッサG-Ⅴ1-50、リール=テクニウム2500SDXG、ミチイト=ゴルディッシュ1.5号、ハリス=松田スペシャル競技ブラックストリーム1.5号、ハリ=スーパーヴィトム3~4号、TKO4号、掛りすぎ口太4号、ウキ=フリクションD00号、 ハリス直結上にフカセからまん棒ロック、20センチ上になるほどウキ止め。状況に応じて直結部直下にジンタン7~5号を打ったり外したり。

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