
12月5日(土)、東京湾竹岡沖で「東京湾カワハギバトル2015決勝大会」=ダイワ主催=が行われた。競技はカワハギ3尾の全長で競い、予選を勝ち抜いた233人が12隻に分かれて熱い戦いを繰り広げた結果、三木正朗さんが大会最高記録となる88.3センチで優勝した。東京湾平和島のまる八から取材した模様をお届けする。
〈週刊つりニュース東京本社〉
午前6時に集合。エントリーと釣り座の抽選を行い乗船。ハリは3本バリで、エサはアサリのみ。総合順位のほか各船内の順位や、各船上位5割の平均長寸を競うチームバトルも行われる。
8時半、竹岡沖に各港から12隻が集結。開始の合図とともに一斉にスタート。高橋広司船長は、水深25メートルのポイントに。前回の予選で30センチオーバーが2尾出た場所を選んだ。
開始早々、左舷の村上功さんと森俊樹さん、宗像博樹さんが20センチ級を上げる。9時半には宗像さんが2尾目。しかし、当日は前日に吹いた風の影響で濁りが発生し、なかなか数が伸びない。
それでも右舷胴の間の陶山豊さんが29.5センチ、同じく胴の間の砂川真理子さんが25.2センチ、ミヨシの山口修さんが27.5センチと、数は出ないが良型が立て続けに上がる。
船内で参加者のサポートを務めたダイワ・フィールドテスターの堀江晴夫さんも3尾を揃えリミットメイク。「きょうは濁りがあって活性があまり高くないね。誘いをかけるより、静かな釣りのほうがいいと思うよ」とコメント。
11時に水深30メートルのポイントに移動。早速本命が上がるが、ここでは20センチ級とサイズが伸びない。正午に元の場所へ。この時点で陶山さんは3尾のトータルが80センチ。その後さらに良型を追加する。終了間際には左舷ミヨシの吉田慎一郎さんが28センチをゲットし、午後1時終了となった。
まる八の船内優勝は、トータル70.8センチの吉田さん、準優勝は69センチの山口さん、3位は68.1センチの鈴木峰子さんとなった。
午後3時に表彰式が開かれ、チームバトルから発表。優勝はアベレージ74センチの須原屋、準優勝は71.1センチのえさ政釣船店、3位は68.2センチの伊藤遊船。総合は、トータル
88.3センチで三木正朗さんが優勝、準優勝は86.6センチで大石昌之さん、3位は83.8センチで陶山豊さん。
三木正朗さんの88.3センチは大会最高記録で、表彰のインタビューでは「ポツポツ釣れました。パターンはゼロテンションで、ゆっくりめの誘いがよかったです」とコメントした。
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