
1月10日、三重県鳥羽市・国崎沖を舞台に「2016K-1(カワハギグランプリ)第2戦」〈主催・プロショップかつき、フィッシング遊〉が開催された。
同大会は、2015年12月13日に行われた第1戦と今回の第2戦のポイント合計で順位を決定し(予選落ちも1ポイント)。上位16人が11月に開催される「2016K-1グランドチャンピオン大会」に出場する。
審査はカワハギの総匹数(同数は重量)。仕掛けは胴つき3本バリでエサはアサリだけ。午前中の予選は午前7時30分から3時間行われ、各船の上位2、3人(乗船人数による)が午後からの決勝戦へ進出する。
午前6時30分から受け付けが始まり、同時にくじ引きで船割り(国崎釣船連合会の7隻参加)と釣り座が決定した。
参加者69人が7隻に分乗して予選会スタート。だが、事前情報通りカワハギの活性は低い。そして午前11時に全船が帰港。すぐに検量が行われたが、最高は4匹。ここ数年で最悪の結果だ。ボウズの参加者もおり、午後からの決勝戦も厳しくなりそうだった。
決勝戦は1時間の休憩を挟んで正午から3時までの3時間勝負。予選を勝ち抜いた16人の精鋭たちが功成丸に乗り込み決勝戦が始まった。
午前中と打って変わり、午後からは北西の風が強くなる悪状況に。その上、アタリも少なく各選手は大苦戦していた。
厳しい状況のなか、まずは左舷トモの清水恭仁選手がカワハギを2匹上げて一歩リード。右舷ミヨシの久松秀文選手と浅居修平選手がその後を追う。先制した清水選手はなかなか追釣できず、この間に久松選手と浅居選手、右舷大ドモの柿木雅志選手、左舷ミヨシの平田善政選手は単発だが確実にアタリをとらえた。
接戦を繰り広げた結果、中盤にダブルでカワハギを仕留めた久松秀文選手が第2戦の優勝者に決定。厳しい大会が幕を下ろした。順位は次の通り(敬称略)。
(1)久松秀文5匹
(2)柿木雅志4匹
(3)浅居修平4匹
(4)平田善政3匹
(5)清水恭仁2匹
(6)芳山広志2匹
(7)樽井真悟1匹
(8)髙井正光1匹
(9)松本孝幸1匹
(10)山田博久1匹
※2、3位と5、6位、7~13位は同数のため重量で決定。
〈週刊つりニュース中部本社=編集部〉